底値付近でも欲張らない
もし、現在の値が過去最低付近にいる場合は、少し注意が必要です。この場合、本投資テクニックのルールをそのまま適用すれば、過去最低までの距離(値幅)はきわめて短くなります。この値幅だけを考えて数量を設定してしまうと、たくさん買えることになり、結果としてレバレッジが非常に高くなります。しかし、これは危険です。こういう場合は、相場が歴史的な円高に振れている状態と考えられます。そのため、これまでの過去最低値を更新してしまう可能性が高いのです。実際、2008年秋に起きた世界的な金融危機では、南アフリカランド円などいくつかの通貨ペアが、これまでの最低値を更新し、史上最低を記録しました。こういうことも起こりうるため、いくらレートが安いからといって、むやみに高レバレッジにすべきではありません。数量を決める際には、相場が過去最低を割り込む可能性を考え、原則どおり年利回り10%確保できるだけの数量に限定しておいたほうがいいでしょう。今、過去最安値付近だからといって、決して無謀な(高い)レバレッジをかけては危険です。
ここからわかることは、買った値段にかかわらず、買値からロスカットレートまでの値幅は同じということになります。つまり、安い値で買ったときは、過去最低を下回る値段がロスカットレートとなるのです。
