リスクの対策
ロスカットなど、恐ろしいリスクに対して、なにか回避策はあるのでしょうか? まず、一般的な対策としては、追証(おいしょう)があります。追証とは、ポジションをロスカットから回避するために、追加入金をしてロスカットレートを下げることをいいます。但し、この方法は資金的な余裕がある場合に限られますので、お金に余裕ない場合は追証ができません。現実は、資金的に余裕がないケースが多いと思いますので、追証はできるだけ避けたい選択肢です。
それよりも現実的な方法としては、分散投資があります。FXのほか、株・預貯金などバランスよくもっておくのがいいでしょう。
FXで相場が悪化しても、ポジションを救うために追証をするよりは、潔くロスカットされて、他の金融資産を残したほうが得策だと思われます。
いくらFX投資にうまみがあるとはいえ、1つの通貨ペアに、全資産を一点がけするようなことは絶対に避けるべきです。なぜなら、もしもロスカットになった場合、全資産のほとんどを失ってしまうからです。特に資産が増えてきてからは、大量のポジションを一点集中させることは、いざロスカットになってしまったときに膨大な損失を被ることになります。資産が大きくなればなるほど、急激な相場の悪化(円高)に追証で対応できなくなる。もし、1億円の資産を運用している人が一般的なサラリーマンの場合、月々の給料から追証しても、金額が少なすぎて役に立たちません。そのため、資産が増えるほど、より資産を分散させる必要があるのです。
このほか、心理的なリスクヘッジについても述べておきましょう。相場の変動は、心理的に不安を煽ります。上がれば買いたくなるし、下がれば売り急ぎたくなるのが人の常です。しかし、自分が決めたルールを守ることが肝要です。不安にかられて慌ててルールを変更した場合、きちんとした理論的裏づけがないため、失敗します。最悪のケースに遭遇しても大丈夫な計画を、あらかじめ立てておけば、感情に流された計画変更をしなくて済むでしょう。
また、投資は、なまじ勝っているときが怖いといえます。射幸心が煽られ、レバレッジを上げたいという誘惑にかられます。しかし、調子に乗って、無茶なことをしだすと大きな負けが来ます。勝っているときこそルールを厳格に守る必要があるのです。
※追証の注意点
追証をおこなうことにより、ロスカットレートを下げることが可能です。しかし、入金が即反映されるわけではないので注意が必要です。
多くのFX会社では、クイック入金があるが、いつでも即反映されるわけではありません。土日はできないし、平日でも営業時間外だと翌日9:00入金になります。このような状況で、もし、現在値がロスカットレートギリギリのときに追証を行った場合、入金が間に合わずロスカットされてしまう危険性があります。追証をするのであれば、早めにしておくべきでしょう。
