練習問題(数量とレートの算出)
それでは、再び練習問題をやってみましょう。ある条件の下、具体的な数量とレートを算出します。問題は4問ありますので、じっくりやってみてください。
《練習問題4》
元金100万円を持っていて、米ドル・円の通貨ペアを「1米ドル=110円」のときに買いたい。
ロスカットレベルは20%。
買った後、米ドル・円の相場が過去最低の「1米ドル=80円」まで下落したとしても、ロスカットされないようにしたい。
このとき、最大何ドルまで買えるか?(千通貨単位で)
また、レバレッジはいくつか?(小数点以下第2位)
※手数料・スプレッド・スワップ等は考慮しない
⇒Ans. 26,000ドル、レバレッジ2.86倍
★解説:まず、元金・レートなど、わかるものをエクセルの表にフィールドとして作る。そこから、時価評価額・含み損・レバレッジなどを導く計算式を入れる。
ここでは、数量を求めたいので、適当に入れてみて、1ドル=80円になったときの含み損がギリギリ80万円以内に収まるような数量を算出していく。
条件:30円の下落に耐えられる。含み損は70万円未満
《練習問題5》
元金100万円を持っていて、NZドル・円の通貨ペアを買いたい。
ロスカットレベルは20%。
現在のレートは1NZドル=70円とする。
ここから相場が下落してくるのを、逆張りの指値で待つ。
買った後、NZドル・円の相場が過去最低の「1NZドル=41.97円」まで下落したとしても、ロスカットされないようにしたい。
このポジションのスワップ金利で、年利回りを10%以上にしたい。
但し、NZドル・円のスワップ日額は、1万NZドルあたり60円とする。
このとき、もっとも高いレートで買うとしたら、いくらで何NZドル買えるか?
レートは小数点以下第2位、数量は千通貨単位で計算する。
※手数料・スプレッド等は考慮しない
Ans:レート59.36円、数量46,000NZドル、(レバレッジ2.73)
★解説:元金・最大含み損・スワップ日額など、わかるものをエクセルの表にフィールドとして作る。そこから、時価評価額・含み損・レバレッジ・年利回りなどを導く計算式を入れる。
ここでは、値段と数量を求めたいので、まずは年利回り10%を満たすような数量を決める。
次に、過去最低の1NZドル=41.97円になった時点での含み損が、80万未満となるようなレートを求める
《練習問題6》
元金100万円を持っていて、南アフリカランド・円の通貨ペアを買いたい。
ロスカットレベルは20%。
現在のレートは1ランド=14円とする。
ここから相場が下落してくるのを、逆張りの指値で待つ。
買った後、南アフリカランド・円の相場が過去最低の「1ランド=7.66円」まで下落したとしても、ロスカットされないようにしたい。
このポジションのスワップ金利で、年利回りを10%以上にしたい。
但し、南アフリカランド・円のスワップ日額は、1万ランドあたり20円とする。
このとき、もっとも高いレートで買うとしたら、いくらで何ランド買えるか?
レートは小数点以下第2位、数量は千通貨単位で計算する。
※手数料・スプレッド等は考慮しない
Ans:値段13.49円、数量137,000ランド、(レバレッジ1.85)
★解説:まず、元金・最大含み損・スワップ日額など、わかるものをエクセルの表にフィールドとして作る。そこから、時価評価額・含み損・レバレッジ・年利回りなどを導く計算式を入れる。
ここでは、値段と数量を求めたいので、まずは年利回り10%を満たすような数量を決める。
次に、過去最低の1ランド=7.66円になった時点での含み損が、80万未満となるようなレートを求める。
☆意味:南アフリカランドは、購入可能な値が現在値と近いので、現実的。
現時点において、約定できる可能性の高い通貨ペアを選択することが肝要。
《練習問題7》
元金100万円を持っていて、南アフリカランド・円の通貨ペアを買いたい。
ロスカットレベルは20%。
現在のレートは1ランド=10.0円とする。
この値段で買いたい。
買った後、南アフリカランド・円の相場が過去最低の「1ランド=7.66円」まで下落したとしても、ロスカットされないようにしたい。
このポジションのスワップ金利で、年利回りを10%以上にしたい。
但し、南アフリカランド・円のスワップ日額は、1万ランドあたり20円とする。
なお、あまりにも高い年利回りを狙うと危険なため、数量は、年利回りが初めて10%に達した値にとどめる。
このとき、数量は何ランド買えるか?
また、ロスカットレートはいくらになるか?
レートは小数点以下第2位、数量は千通貨単位で計算する。
※手数料・スプレッド等は考慮しない
Ans:数量137,000ランド、ロスカットレート4.67円(レバレッジ1.44)
★解説:まず、買う値段が決まっているので、数量を適当に入れ、年利回りがギリギリ10%を上回る値を探す。
この場合、過去最低での含み損や年利回りの条件は余裕で満たしている。
次に、ロスカットレートに適当な値を入れ、含み損が80万円を超えないような値を求める。
☆意味:この問題では、現在のレートが過去最低付近にいる場合を想定している。
そのため、過去最低まで下がってもロスカットされないという条件だけを満たせば、非常に高いレバレッジをかけることもできる。
しかし、こういうケースでは、歴史的な円高に振れ、過去最低を更新する可能性を考える。
そのため、購入する数量を限定し、レバレッジを抑える。
年利回りがはじめて10%に達した数量に抑えることで、ロスカットレートが下がる。
※購入するレートからロスカットレートまでの値幅、および購入できる数量は、練習問題6と同じである。
※ストップロスをかけない方法では、年10%以上の利益を狙うのは危険。
