FX長期投資で大切な3つの原則
これから初心者の方向けに、スワップで利益を出す方法をお伝えしますが、 まず次の3つの原則を頭に入れてください。
必ず買いから入ろう!
FXスワップ長期投資法では、高金利通貨を長期で運用し、スワップによる金利をメインの収入源と考えます。スワップは、2国通貨間の金利差でしたね。そのため、対円ペアの場合、「外国=高金利」で「日本=低金利」となりますから、買いで入れば利益が得られるわけです。ということは、ポジションを持つときは必ず「買い」から入りましょう。 逆に、売りから入れば、スワップを日々支払わなければならなりません。これは、主に短期為替差益狙いの手法であって、長期投資としては不向きです。
逆張りで買おう
逆張り投資とは、現在のレートよりも低いところで指値をして、値段が落ちてくるのを待つ方法です。つまり、対円ペアの場合、なるべく円高のときに買うことが肝要になってきます。では、なぜ逆張りにこだわるのでしょうか?
長期投資の場合、約定後のレートの動きを考慮しなければなりません。もしかしたら、相場の変動により、著しくレートが悪化する恐れがあることを想定しておく必要があります。ですから、なるだけ安い値段で買ったほうが、今後想定される下落幅が少なくて済むわけです。ということは、ポジションを持とうと思っても、すぐに約定させず、レートが下がってくるまで待つことが重要になってきます。
理想を言えば、底値を狙いたいところです。ただ、どこが底値かというのは後になってからわかるものですから、あまりにも安い値段にこだわりすぎるのも考え物でしょう。指値まで落ちてくる前に反転・上昇してしまうので、現実的ではありません。やはりここは、レートのバランスを考え、その妥協点をみつけることが大事です。
一方の順張りは、底値よりも高いところで買う形となり、上昇相場に乗っかって利益を出していこうという手法です。これは主に短期投資で使われています。長期投資の場合、ポジションを持っても、その後下がる可能性があるため、ここでは順張りは採用しません。
※逆張りは、多くの場合、買った後に含み損を抱えることになります。下降相場でポジションを持つわけですから、底値で買えた場合をのぞいては、含み損が発生してしまいます。
この期間、特に初心者の方などは精神的に不安を感じることが多くなります。たしかに、マイナスになることは気分のよいことではありません。しかし、含み損を抱えているときに投げ売りをしてしまっては、大きな損失となります。
ここは、視点を大きく持ち、長期的に見れば安値圏で買っているということを念頭においてみてください。経済は好不況の波形を描くため、時間とともに上下動を繰り返しています。ですから、今は安いけど、いつかは上がるという気持ちで相場が好転するのを待ちます。そして、決済する場合は、買った値段よりも高いレートで行うようにするのがよいでしょう。
過去最低が基準
逆張りで、値段が下がってきたところをさらに下で待ち受けて買うということは、上記で述べました。では、具体的にどのくらいのレートで、どのくらいの数量を買ったらよいのでしょうか?
結論からいうと、当該通貨ペアのチャート(過去10年以上のものがよい)をみて、レートの過去最低値を基準に考えます。この説明だけだとよくわかりませんね。でも今はとりあえず、「過去最低」といキーワードだけを頭に留め置いてください。
ここでもう一度、このFX長期スワップ投資法の目的を考えてみましょう。まず、利益の面では、スワップ金利によって、年間10%の利益をあげることでした。次に、リスクヘッジの面では、為替変動があっても持っているポジションをロスカットされないことです。この投資法では、長期をベースにしているあため、約定時にストップロスを入れません。ということは、買ったレートからかなり下がってもロスカットされないような値段で買うことが必要になります。ここでその値段を算出する、基準となるのが「過去最低」なのです。
つまり、自分が用意できる元金の範囲内で、高金利通貨をできるだけたくさん買いたい。だけど、ロスカットはされたくないので、なるべく安い値段で買いたい。ということです。
まとめてみると、次の条件を満たすように数量とレートを決めることになります。
数量:スワップ金利によって年間10%の利益をあげられるだけの数量を買う
レート:為替相場が過去最低まで下がってもロスカットされないようなレートで買う
